ネタバレ感想です!!
未見の方はご注意ください!!

「アナザーラウンド」のマッツ・ミケルセンが主演を務め、列車事故で失った妻の復讐に燃える軍人の姿を描いたアクション。「アダムズ・アップル」をはじめ、数多くの作品でミケルセンとタッグを組むアナス・トーマス・イェンセン監督がメガホンをとった。
引用元:ライダーズ・オブ・ジャスティス : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)
アフガニスタンでの任務に就いていた軍人のマークスは、妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、悲しみに暮れる娘の元に帰国する。そんなマークスのもとに数学者のオットーが訪ねてくる。妻と同じ列車に乗っていたというオットーは、事故は「ライダーズ・オブ・ジャスティス」という犯罪組織が、殺人事件の重要証人を暗殺するために計画された事件だとマークスに告げる。怒りに震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じる。
2020年製作/116分/PG12/デンマーク・スウェーデン・フィランド合作
原題:Retfaerdighedens ryttere
配給:クロックワークス
スタッフ紹介
監督:
アナス・トーマス・イェンセン
製作:
シーセ・グラウム・ヨルゲンセン
シーゼル・ヒブシュマン
脚本:
アナス・トーマス・イェンセン
私、お恥ずかしながらこちらの監督作品を観るのは初めてでして…。
マッツ・ミケルセンとのタッグが多いよう。
↓『真夜中のゆりかご』等が代表作。面白そう。
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そもそも今作を観に行こうと思ったのは、デンマークのアカデミー賞と言われるロバート賞で、【アナザーラウンド】のマッツと【ライダーズ・オブ・ジャスティス】のマッツが競って、【アナザーラウンド】のマッツが勝った!!と聞いたから。なんなのその面白い状況…。
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↑こちらのマッツが勝ちましたよ(゚∀゚)
登場人物① マークス・ハンセン
──演:マッツ・ミケルセン
本作の主人公。
軍人で、アフガニスタンに派遣中。
不在がちで、娘・マチルデとは溝ができてしまっている。
寡黙なタイプだけど、妻(エマ)のことは大切に思っています。
そんな妻が電車の事故で亡くなってしまい、娘と寄り添うため帰国。

登場人物② オットー・ホフマン
──演:ニコライ・リー・カース
数学者。
マークスの妻エマと娘のマチルデと同じ電車に乗っており、事故の直前にエマと席をかわってあげています。その結果エマは亡くなってしまい、その事に罪悪感を抱きます。
彼自身も辛い過去持ち。
自身の飲酒運転のせいで妻子を亡くしているし、その事故の後遺症で右腕が麻痺しています。
本作では彼がコメディとリアリティのバランスを上手に取ってくれていました。
お上手!!
登場人物③ マチルデ・ハンセン
──演:アンドレア・ハイク・ガデベルグ
マークスの娘。
母が電車の事故で亡くなったのは自分のせいではないか、と思ってしまっている。(自分の自転車が盗まれてしまったから、電車を利用することになってしまったので)
父とはなかなか打ち解けれずにいます。
シリウスというめちゃくちゃ優しい(理解ある)彼氏がいる。

登場人物④ レナート・ガーナ―・ニルセン
──演:ラーシュ・ブリグマン
オットーの同僚。おしゃべりさん。
劇中でクイーンの『ブライアン・メイ』に似ていると言われてました。
彼もまた辛い過去持ち。
幼いころに虐待をうけており、かなり長い期間セラピーを受けてきています。
エメンタールとはなんだか仲が悪い。
登場人物⑤ ウルフ・エメンタール
──演:ニコラス・ブロ
顔認証のプロフェッショナル。
かなりの内気なタイプだけど、短気でちょっとしたことで怒っちゃう。
彼も辛い過去もちで、小さい頃から容姿のせいかいじめにあっていた模様。
その為コンプレックスの塊に。
意外と手先が器用で、銃を組み立てるのが得意…ということが後に判明。
ホルンが上手。

登場人物⑥ ボダシュカ・リトビネンコ
──演:グスタフ・リン
ウクライナで貧しい生活をしていたところ、親に売られてデンマークに。
パレ(ライダーズ・オブ・ジャスティス幹部の弟)に買われて辛い生活をしていたところ、マークスたちに助けられます。(…ちょっと違うけど)
今作で一番の強運持ち。幸せになって欲しい‥‥。
あらすじ
アフガニスタンで任務についていたマークスのところに、列車の事故で最愛の妻・エマが亡くなったと報せが入ります。
悲しみに暮れる娘・マチルデの元へと帰るマークス。
マチルデはカウンセラーを必要としますが、マークスはそれを拒否。(恐らくそういったものに頼るのは恥ずかしいと思っている)
結果、お互いギスギスしたまま&心の傷は全く癒えることなく時がたちます。
そんなある日、マークスの元に数学者のオットーとその同僚レナートがやって来ます。
マークスは「あの列車の事故はただの事故ではなく、【ライダーズ・オブ・ジャスティス】というギャングの一味が、あの列車に乗っていた重要証人(ライダーズ・オブ・ジャスティス側にとって不利な証言をする予定だった人)を殺害するためにした事件だ!」というのです。
最初は相手にしていなかったマークス。
しかし、後日顔認証のプロ・エメンタールも加わって、オットーの仮説に現実味が増してきます。
マークスは「これは事故ではなく、事件だ」と確信。
そして3人の独自の捜査で、あの電車に乗っていた怪しげな男の所在を掴みます。
しかも、その男(パレ)は、ライダーズ・オブ・ジャスティス幹部であるカート・タンデム・オーレセンの弟だということも判明!
ますます事件性を感じたマークスたちは、パレの元へ。
パレはもちろん4人の話を聞くことはしません。むしろ銃を突き付けて「帰れ」と脅すだけ。
そのまま帰ろうとしたとき、妻が亡くなった事実に怒りを抑えきれないマークスがなんと、パレを殺害してしまいます。
こんな野蛮な復讐は望んでいたわけでは無いのですが、哀しみと怒りに駆られたマークスは暴走していき‥‥
というお話。
感想① さぁ、復讐の始まりだ‥‥!と思いきや
身も蓋もなく、結論を言ってしまうと、電車の事故は【事故】です。事件なんかじゃありません。
ライダーズ・オブ・ジャスティスというギャングは全く関わっていません。
そう、何を隠そうこの映画。男4人が勝手に『事件に違いない』と『思い込んで』いるのです。
ここら辺が超怖い。人の命を奪ってから流れる不穏な雰囲気がまぁ重いのです…。
でも、『事件に違いない』と思いこまないと生きていけなかったマッツの哀愁が凄まじく、それだけでも拍手喝采でした。
では、今作は何がメインに描かれるの?という話ですよね。(私は復讐劇を期待して観に行ったので、この辺りが驚いたんですが。)
メインは【グループセラピー】ではないでしょうか。(若干の暴力を添えて──)
登場人物全員が辛い過去を持っており、加えて他人と関わるのがとにかくへたくそです。
それ故に自己表現も乏しく、人に頼ることをしない(あるいはできない)んですよね。
そんな人間ばかりが集まっているので、とにかく衝突が激しい。
激しいんだけど、不器用ながらに徐々に自分を曝け出し、互いを理解し、最終的には疑似家族になる…という構図。116分できっちり描きあげていました。
全員にどこかしら自己投影できる部分があって、私なんかはボロボロに泣いてしまいましたよ…( ;∀;)
ラストは、みんなで絶妙にダサいセーターを着て、クリスマスのお祝いなんかをしてほっこり。
グループセラピーのお話でもあり、クリスマス映画でもあったわけですね…!!
感想② 巻き込まれたライダーズ・オブ・ジャスティスの面々
見終わった後、『感動する話だったなぁ』『笑ってしまうシーンもそこそこにあったし良かったなぁ』と思っていたのですが、どうしても引っかかる部分もありましてね…。
そう、ギャング『ライダーズ・オブ・ジャスティス』の面々です。
劇中で、彼らがどれだけの【ワル】なのかはイマイチ語られません。
まぁ、ギャングであることに間違いはないので、絶対に悪い人間たちなのですが。
さすがに【ただの勘違い】という理由で戦闘力53万のマッツが銃を持ってやってくる‥‥なんて思いもしないし、さすがに『あんまりじゃないか…(;´Д`)』なんて、思ってしまった次第…。
まとめ
80点
トータルでたくさん泣かせてもらったし、何よりマッツ・ミケルセンの演技が抜群に良かったので、とってもいい映画でしたよ~。
一足遅れてきたクリスマス映画として、皆さんも楽しんでみてはいかがでしょう。
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↑海外の人はどうしてクリスマスに、こんな絶妙にダサいセーターを着るんでしょうね?
マッツが着てもダサいものはダサかったです…


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