ネタバレ感想です!!
未見の方はご注意ください!!

第7章:黙示録
引用:www.netflix.com
闇夜の中で、狂乱に包まれてゆくクロケット島。
正気を保った者たちは肩を寄せ合って身を潜め、この世の地獄を生き延びる方法を必死に模索する。
第7章:黙示録
※黙示録
…新約聖書の最後の一書。
この世の終末と最後の審判、キリストの再臨と神の国の到来、信仰者の勝利など、預言的内容が象徴的表現で描かれている。
転じて、破滅的な状況や世界の終末などを示したもののこと。
教会の扉が開かれた今、吸血鬼化してしまった人々は島中の人々に襲い掛かります。
まさに地獄絵図…。
なんとか教会から逃げのびたエリン、サラ、アニー、ウォーレン、リーザ、ハッサンの6人。
携帯電話も本土に渡る為の船もない状態で、完全に孤立している状態です。
本土に渡る船は壊していない。
⇒つまり後日本土に渡って人々を吸血鬼化しよう(ヘヴァリー的には福音を広める)としているのではないか?と思い至ります。
「世界を救う為に戦おう」と大人たちは決意。まずは島にある船を全て燃やそう、と計画します。
若者であるウォーレンとリーザにはカヌーでこの島を一旦離れるように指示します。
その話し合いの最中、ヘヴァリーとスタージが家に火炎瓶を投げ込みます。
エリンは意を決して彼女らと戦おうとしますが、そこはアニーが「私が行く」と止めます。
エリン達に子供たちを託して、時間稼ぎのため己の首を切るアニー。
ヘヴァリーとスタージはその血に一気に夢中になってしまい、エリン達を追わず彼女の血を啜ります。
お陰でエリン達は何とか逃げ延びます。
一方その頃、ポール神父は。
なんとか復活し、血まみれの教会で茫然自失していました。そこに、【天使】に襲われたけれど復活したミリーがやってきます。
そして、ポール神父は告白します。
「死が怖かった。」
「自分とミリー、そして自分たち2人の子供であるサラに、永遠の命を与えたくて【天使】をこの島に連れてきた」
「ミリーと一緒になれなかった事を後悔している」
「もう一度やり直せるチャンスがあればいいと思った」
と。
そして、ヘヴァリーとスタージは思う存分アニーの血を吸い続け、エリンの家が完全に燃えていることに気づきます。
その炎を見て、ヘヴァリーは『黙示録』のことを思い出します。
「このまま全てを燃やしてしまって、教会をノアの箱舟(日の出から唯一身を守れる場所)にしよう…!」と言うのです。
へヴァリーはスタージと2人で島中の家を焼いて回ります。
カヌーを目指すエリン達でしたが、やはりそううまくは行かず…バラバラになってしまいます。
子どもたち・リーザとウォーレンは変わらずカヌーを目指します。
エリン、サラ、ハッサンも目的通り、船を燃やします。
そして、スタージは吸血鬼化した人々に「夜明けまでに公民館に来るように」と告げて回りながら建物を次々と燃やします。
ヘヴァリーは教会にもどり、教会を箱舟化するため場を整えます。
隣接する公民館には寝床も作って。
そこで、復活したポール神父と合流。
「教会に入れて助けるべき人間を、私たち2人で選別しましょう」
「神父様、お導きください」
と、キラキラした目で言うヘヴァリー。
そんなへヴァリーにとうとう、神父は「私たちは間違っている」と言います。
ここで、とうとうへヴァリーもキレて、2人は袂を分かつことに。
そして、公民館に集まる人々。
ヘヴァリーは救うべき人間、救わない人間の選別を始めます。(怖い)
そんな様子をみてポール神父は憤り、全ての人を救うといって教会に皆を招き入れようとします。
しかし、その教会の中にはサラが居て、そのサラは教会にガソリンをまいていました。
この島中の吸血鬼化した人々の逃げ場を無くすために。(彼女の行いこそ人々への救いです)
それを見たポール神父は「君を誇りに思う」といい、サラに逃げろと言いますが。
スタージがサラを見つけて彼女を撃ってしまいます。
悲しみにくれるポール神父とミリー。
ポール神父は己の血をサラに飲ませようとしますが、サラはもちろん拒否しました。
サラを彼女が一番好きだった場所に連れて行こう、と2人は教会を燃やしてその場を後に。
教会に皆が気を取られている中、エリンとハッサンは公民館にガソリンをまきます。
それに気づいたヘヴァリーは焦って、ハッサンの足を撃ってしまいます。
それでもエリンが火をつけようとしたその瞬間、空から【天使】がやってきて、彼女の首元を喰らいつきます。
結局火つけれず、ヘヴァリーがにやり。
絶望的か、と思われましたが、なんとアリが父の意志を継いで公民館に火をつけます!!
ハッサンは「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせる」といいますが、茫然自失となったヘヴァリーに腹いせかの様に、もう一度撃たれてしまいます。
教会も公民館も燃えてしまい、逃げ場(太陽の日から身を守れる場所)はもうありません。
人々はどうしようもなく、彷徨う事に。
エリンは自分の食している【天使】が飛んで、日の出から逃げてしまわないように、羽にナイフで穴をあけていきます。…死後の世界について思いを馳せて。
エドとアニーは手をつないで歌を歌います。
アリは父親を抱えて海岸に行き、日の出を見ながらイスラムの神に信仰をささげます。
そして、ハッサンは息を引き取ります。
ヘヴァリーは最後の悪あがきで穴を掘って身を隠そうとしますが、そんなのでは防げる訳もなく。
サラが好きだった場所で日の出を待つポール神父とミリー。
何とかカヌーで脱出できたウォーレンとリーザは、海の上から日の出を迎え、自分たちの故郷である島の全てが燃え上がるのを見つめています。
そして、リーザが「足の感覚がない(=天使もこの世からいなくなった)」と言って、このドラマはお終い。
感想
とうとう最終話でした!!
この回、本当に「世界の終末」でしたね…(;´Д`)
島の全てが燃えて、その結果逃げ隠れ出来る場所がすべてなくなってしまう…という恐ろしい状態になったわけですが…。
そもそも、ヘヴァリーの行き過ぎた信仰心がこのような状態を引き起こしたんですよね。
その彼女の原動力はなんだったのか。
それはアニーが言い当てていましたね。結局は「嫉妬」だった、という。
こんなに神に奉仕しているのに、天使から直々の祝福を受けるのは自分ではなく他の人、という状況に苛立ち、嫉妬していたわけです。
それが非常にシンプルで、でも根深くて。とても興味深い題材でした。
まぁ、「嫉妬」も大罪の1つですしね。
それを克服できていなかったから、彼女は選ばれなかったのでしょうか…なぁんて思いましたが、そもそも神の祝福やらは私たちにはわかりもしないのだから、偏り過ぎず規則正しく生活するのが一番なんじゃないかな…と、私なんかは思いましたよ…(;´Д`)
それにしても、このドラマは全編通して【信仰心】について考えさせられることが多かったです。
最期のへヴァリーは生きるか死ぬかを『信仰心の強さ』で決めていましたし。
そこで思ったのですが、きっと、高校生だった自分はそもそも 『神の存在』だとか『聖書の解釈』云々の話ではなく、「信仰心のある人の考え方」自体が理解できていなかったのかな、と思いました。
きっと、信仰心がある人の道徳基準だとか生活基準っていうのは、無宗教である私とはまるで違うのでしょう。そこをそもそもわかっておくべきだったのですね。
だから、私は疎外感を感じたのでしょう。
それがわかっただけでも、このドラマは本当に素晴らしいなぁ…なんて思いましたよ。
(やはり特殊な感想)
これにて真夜中のミサは終わってしまいましたが、話の内容ももちろん、映像・音楽すべてが美しくチョコが最後までぎっしり詰まったトッポのようなドラマですので(?)、ぜひNetflixに加入されている方はご覧になってみてはいかがでしょうか!!
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↑そもそも日本人にとっての「宗教」って何なのか?を学んでおくべきでした。
まぁ、それでも理解しきれないところはどうしても出てくるとは思いますが。(´ε`;)ウーン…
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↑マイク・フラナガン監督の次回作は、エドガー・アラン・ポー原作の短編『アッシャー家の崩壊』だそうです。短編なら少し読んでみようかな、というキモチ‥‥
因みに、今作の真夜中のミサは、クリストファー・パイク氏の『The Midnight Club(原題)』が基だそうです。こちらも一度は読んでみたい!!


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